映画『はだしのゲンはまだ怒っている』より監督の込山正徳さん
ドキュメンタリー映画『はだしのゲンはまだ怒っている』より、込山正徳 監督をゲストにお迎えし、制作秘話や作品に込めた熱い想いを伺いました。込山監督は、自身も『はだしのゲン』を読んでいない世代でしたが、近年、この漫画が図書館や平和教材から消されつつある動きに直面し、強く違和感を覚えたことが映画化の原点です。
原作を購入し、作者である中沢啓治さんの、原爆で家族3人を失った経験に基づく強烈な「怒り」と熱量に突き動かされたといいます。この映画は、なぜ今、中沢さんの「怒り」を映像として残し、特に若い世代に伝える必要があるのかを深く問いかけています。単に原爆の悲劇を伝えるだけでなく、戦争体験者の証言(原爆を目撃した方やケロイドを負った方など)を通じて、漫画に描かれた真実が紛れもない現実であったことを力強く示しています。
また、戦争という行為は、一部の指導者が国民を顧みず起こし、犠牲になるのは常に女性や子どもであるという普遍的な視点も強調されています。「見てから反対してほしい」 — 込山監督は、文化や言論の選択の自由が奪われることの怖さを訴え、全国公開中の本作をぜひ劇場で体験してほしいと語ります。





